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池田和弘のブログです。

日常の出来事から英語の新たな発見などをお伝えいたします。

英語教育の本当の弱点①

2015年3月26日

これまで、日本の英語教育の弱点は、

主に文法を偏重した教え方という点を中心に語られてきました。

 

確かに、文法を重視するかどうかという議論は、

もう100年以上にわたって行われており、

これがひとつの大切な問題であることは間違いありません。

 

実際、私もこの問題を解決するのに20年近くかかりました。

今でも、さらに良い方法がないかを日々模索しています。

 

しかし、日本の場合には、文法の問題以前にさらに基本的な問題が

解決されないまま残されています。

 

それは何かというと、「発音」です。

 

いや、もっと単純に「読み」といった方が良いかも知れません。

つまり、「英語を声に出して読めない」という、

いわば、「発音以前」の問題です。

I, my, me, mineを卒業しよう

2015年3月14日

私が生徒を教えていて、頭痛を覚える文法項目のひとつが、

I-my-me-mineです。

そう、あの用語の羅列、一覧表です。

 

なぜかというと、この順序で練習することには何の意味も無く、

むしろマイナスだからです。

これをそのまま覚えて、

I=主格、my=所有格、me=目的格、mine=所有代名詞などいう

解説が付くともう最悪で、何のことだか訳が分からなくなります。

私自身は分からなくなりました。

「mine=所有代名詞」で“沈没”です。

 

そのような教え方が、なんと、半世紀以上にわたってて

延々と繰り返されてきているわけです。

 

――― では、これらの語句をどう理解すれば良いのでしょうか。

 

まず、合理的で効果的な順序は、I, me, my, mineで、

それをさらに、I-me, my-mineとペアリングし、

いったん「別のもの」として扱います。

そして、文法的な解説をもっと単純にします。

 

まず、I-meについてはつぎのように解説します。

I =「主語」に成れる形

me =「主語」に成れない形

 

my-mineについては、

my book = mine

私の本  私のものと説明しておいて、

「所有の言い方って日本語と同じで2種類あるんだね」と

一言加えると、それでクリアーに理解できます。

あとは、音読練習(ミラーリング)を繰り返すようにすると、

ややこしい文法解説無しに、

使えるレベルにまで身に付けることができます。

 

これはほんの一例で、

これまでの英文法は

「無駄とひずみ」の塊といって過言ではありません。

しかし、何事も一度にズバッと変えることは難しいので、

たとえば、上記のような教え方と従来の教え方とを併記して、

どちらかを選択できるようにすれば良いのではないでしょうか。

 

とにかく、少しでも学習者の視点に立った、分かりやすく、

効果的な解説方法が案出されていくことを願っています。

最新英会話教材「リッスントーク」

2015年2月16日

リッスントーク

この2月に、

私の開発した最新英会話教材「リッスントーク」が販売開始されます。

 

私が基幹部分の設計を手掛け、

それを良き理解者である株式会社エリフェットが

Bright Eggsのブランド名の下で、感性豊かに仕上げてくれました。

 

言葉の学習は、

「小さな成果」の積み重ねがブレークスルー(突破)を引き起こします。

 

つまり、「小さな成果」を、いかに確実に、

そして連続的に引き起こし続けるかが大切なのです。

 

リッスントークではこの点に最大の配慮がされており、取り組みやすく、

成果が出やすい教材に仕上がっています。

 

この教材が、一人でも多くの学習者を勇気づけることを心から願っています。

「リッスントーク」の詳細は随時、こちらのサイトにアップデートされます。

http://bright-eggs.com