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池田和弘のブログです。
日常の出来事から英語の新たな発見などをお伝えいたします。
池田和弘のブログです。
日常の出来事から英語の新たな発見などをお伝えいたします。
2018年10月26日
このブログを読んで下さっている方だけに話しますが、
今回の日経コラムは、じつは冷汗ものでした。
「暗唱」が大切なのではないかと問いかけ、
さらには「全国共通完全アチーブメントテスト」の構想を提案したからです。
皆さんもご存知の通り、今の流行りはアクティブラーニングで、
まあ、言って見れば暗唱などはその対極にあります。
じつは、工夫次第でいくらでも楽しくなるのですが。
また、それをさらに拡大して、全国共通完全アチーブメントテストを実施すべきと述べたものですから、
頭が硬い、時代遅れ、昭和の発想、さらには全体主義者的なことまで言われかねないと心配したわけです。
しかし、結果は、本当に驚くほどポジティブでした。
これには、大変励まされましたし、大きな可能性を感じました。
ただ一点残念なのは、このような構想が実現する可能性はゼロに限りなく近いということです。
2018年10月24日
皆さん、こんにちは。
今回のコラムは「日本人の英語力を短期間で革新する方策」です。
コラムに先立ってお話ししておくと、ネイティブによる校閲には本当に注意が必要です。
日本人でも、優れた日本語を書ける人とそうでない人がいますね。
あなたの周囲に達意と言える日本語を書ける人が何人いますか。
10人に一人、いやもっと少ないかも知れません。
全く同じことが、英語のネイティブにも言えるのです。
私なども、英語を習い始めの頃は、校閲を受けて素直に喜んでいたものですが、それなりに分かるようになると、
いかにネイティブのチェックがいい加減なものかを痛感するようになりました。
私は、これまで英会話教材を含め様々な教材を作ってきましたが、
その際、必ず複数のネイティブによる校閲を入れました。
これは、皆さんが公にする和文をだれかにチェックしてもらうのと同じです。
ところが、前回にも書いたように、ある程度英語が分かるようになると、
チェックの甘さが分かってしまうわけです。
酷いケースでは、無茶苦茶な、いい加減なチェックをしてきます。
これは、どうせ日本人には分からないだろうと考えているからです。
つまり、舐めているわけです。
そんな場合には、ここはあなたの提案よりも、むしろこうした方が良いのではないかと指摘すると、
急に態度が変わるか、どちらでも同じ意味だと言って逃げます。
しかし、言葉が違う限り同じということは、まずあり得ないのです。
このような感じですので、相手が”出来る人”であると、校閲作業はまるで言葉を使ったボクシングのようになります。
そんなことを2時間1クールぐらいはやりますので、相手もこたらもクタクタ。
ところがその後、お互いに不思議な感覚を覚えるのです。
やるなぁとか、よく付き合ってくれたなぁとかいった。
真のコミュニケーションとは、そう言ったものなのかも知れません。
今回のコラムは、非常に多くのコメントをいただきました。
是非、ご一読いただき、もしよろしければ、このコラムについてどうお考えになられるかご意見をください。
コラムを読みたい方は、こちらよりご覧ください。
◇主な著書
『こうすれば速く覚えられるTOEICテストの英単語』(日本実業出版社) 2010
『英語がスラスラ分かるようになる魔法の本』(日本実業出版社) 2009
★ 初心者向けのハイブリッド英会話教材 ★
【リッスントーク】 実践英会話
★ 超初心者向け 話せる実感が得られる教材 ★
【スピークエッセンス】 基礎英会話
【マスコミからも注目!池田和弘の最近の掲載記事】
●なぜ英語を「話せない」?たった7カ月で英語が話せる画期的教材!既存教材の盲点克服
2015年3月 ライブドアニュース
2015年4月 産経新聞
●ラジオゲスト出演
2015年5月 ラジオ関西 「三上公也の情報朝イチ!」
2015年6月 ダイヤモンドQ
●TOEIC満点でも英語が話せないのはなぜ? 言語学者がたどり着いた英会話学習「6つの実践法」とは
2015年8月 現代ビジネス
●英語が苦手な人必読! 「日本語で覚える英語」があなたを救う!?
2015年11月 プレジデントオンライン
★ 2015年10月~ 日経ビジネスオンライン連載 ★
「日本語を活用した英会話習得法」
●第1回 日本語の中に“カタカナ英語”を混ぜる 英単語は少しの工夫で飛躍的に覚えらえる
●第2回 「読み」が隠された秘訣だった! 高速音読で爆発的な記憶を身に付ける
●第4回 スピーキングができないとは言わせない! 秘訣は「検索力」と「リスニングとの結合」だ
●第5回 「遊び心」がないと英語力は身に付かない 日本人の悪癖を斬る
●第6回 遊びながら英語を上達させた2人の実例 潜在力を引き出すノウハウ
●第7回 英文法をシンプルに斬る! 常識が正しいとは限らない
●第8回 中学英語で英会話は十分にできる 文法と英会話の微妙な関係
2018年10月2日
今、本当に英語教育は激変の時代に突入したように感じます。
片方で、自動詞や他動詞などトラディショナルな文法解説が行われているかと思えば、
片方でオールイングリッシュの授業が進められ、
さらにはA Iを使ったeラーニングまでもが乱入しています。
そんな中で、妙に感心する点が、
高校などの教科書やテキストに、母語を大胆に活用した区切り訳付きのプリントや
解説の付いたものが増えている点です。
私にすると、これは単なる偶然ではなく、
今後、少なくとも”バックヤード”では母語の活用がますます活発化すると予測しています。