まったく新しい英文法②

2013年10月4日

さて、昨日は、まず「英語には規則がある」と考えるこれまでの文法にたいして、
「規則は自然に現れる」と考える文法が現れているという点をお話ししました。

いったいそれはどのようなものなのでしょうか。

まず身近なところからお話しすると、
あなたにとって、日本語は「文法の勉強」から始まりましたか?

つまり、
国文法を学ぶところから日本語の習得が始まり、それを深めることによって、
日本語が流暢に話せるようになったわけではありませんよね。

形容詞、形容動詞、連体詞、助詞、
さらに未然、連用、終止、連体、仮定などの活用形・・

ネットを検索すると、
未だに「文法と読解力は切り離せない関係にある」などと書いているサイトがありますが・・・

―――すみません。

 

私は、国文法の授業は苦手でした。
テストでも壊滅でした。

それでも、ハードな読解もできましたし、作文もしっかりとできました。
今でも、まったくハンディはありません。

つまり、
私にとっては「まず規則があった」のではなく、
本を読んだり人の会話を聞いているうちに、「規則は自然に身に付いた」

つまり、「自然に現れた」のです。

これとまったく同じことが英語にも当てはまります。

こういうと、「いや、英語は外国語だから違う」という(定番の)反論も出て来るわけですが、
ごく素朴な疑問として、形容詞的用法、目的格補語、分詞構文、関係詞の継続的用法・・などと聞いて
「おお、分かる。英語が分かるぞ~~」という人がいったい何人いるのでしょうか。

むしろ、嫌になる人の方が多いのではないでしょうか。

―――その人の直観は間違っていません。まともな感性を持っています。

つづく

 

 ※ちょっとヘビーなお話が続きましたので、次回はライトな話題にしたいと思います。

  その後で、また少しずつ文法、そして、「もうひとつの問題」についてお話ししていきたいと思います。

  もちろん、順次、英会話を上達させるコツについても触れていきます。

 

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