TOEFLのスピーキングが一向に伸びません!
2016年2月22日
Q: いつも日経ビジネスオンラインでの連載を楽しく拝見しております。
連載を読んで、日本語を積極的に活用していいんだ、
いやすべきであるということを学び、
英語の勉強がたいへん楽に、また楽しくなりました。
それまでは、「頭のなかを英語漬けにしろ」という方針にしたがい、
英英辞典を使ったり、わかりもしないCNNニュースなどを
ひたすら聞いていたのですが、さっぱり捗らず、
苦労していたところでした。
先生の連載はまさに目からうろこでした。
さて、ひとつ質問がございます。
現在、海外大学院への留学を考えており、
そのためにTOEFL対策を進めております。
リーディングやリスニング、ライティングは
勉強量に従って点数が伸びてきているのですが、
スピーキングセクションだけは一向に点が伸びず、
またどう対策したらよいか途方にくれています。
いろいろと参考書は購入しましたが、
つまるところ「ひたすら英語を話す練習をしろ」
という内容のものが多いです。
確かに最後は練習しかないとはわかっているのですが、
TOEFLのスピーキング課題は自らの意見や考えを
論理的に述べよというもので、日常会話のように
気楽に話す練習ができるものではありません。
「話す練習をしろ」と言われても、求められているもの
と自らのスピーキング能力のあまりのギャップに、
正直手も足も出ない状態です。
何か、よい学習方法や学習方針などご教示いただければ幸いです。
A: ご質問にたいするお答えですが、
TOEFLの口頭試験のレベル+長さの英文を30本前後選んできて、
それぞれに自らQ&Aを3問ずつ程度作り、徹底的に音読してください。
日本語をフルに活用するという点が必須なのは
申し上げるまでもありません。
音声がついているとベストです。
これで、手ごたえを感じることができるはずですが、
分量が不足していると感じれば、さらに追加してください。
その延長上に、必ず結果が出ます。
進歩しているという点を、一文一文、自分自身でしっかりと評価し、
ポジティブな姿勢でトレーニングする点を忘れないようにして下さい。
学習のプロセスを少しでも楽しもうとすることも重要です。
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