英語がスラスラ分かるようになる魔法の本
2014年6月8日
一般には、英文法は1つだけ、つまり学校で習うものだけだと
考えられているが、実際には主要なものだけでも4~5つ(※)、
ややマイナーなものを入れると10種類前後はある。
この本は、私が過去半世紀以上にわたって日本の英語教育で
使用されている文法に疑問を抱き、「英文法をどこまで単純化
できるか」という課題に挑戦した成果をまとめたものである。
本書で紹介されている解説は、これまでの文法書に比べて
とてもやさしく、文法用語がほとんど登場しない。
しかし、内容はすべて私が、(他でもない)「大学受験予備校」において
長年実践してきたものであり、その有用性は確立されている。
ごく最近の例では、英語が苦手で偏差値が48程度だった生徒を
1年で早稲田大の文学部(同64)に現役合格させている。
その他、45から70など、飛躍的に伸びた生徒は何百人といる。
しかし、私が何よりも誇りに思う点は、文法が分からずに「英語嫌い」
になってしまっていた生徒を何千人と救ってきたことにある。
驚くほどやさしいのに受験英語にも通用するということは、
この本で紹介している文法の考え方が、本当の意味で実践的である
ということであり、私たちの長年の夢である「受験英語と実用英語
の融合」を実現できる可能性があるということである。
(※)伝統文法、アメリカ構造主義文法、変形生成文法、
認知文法、核文法など。最近ではエマージェント文法
という文法も発表されている。