世界を驚かせたコンピュータと、英語教育(3)
2015年1月30日
じつは、TrueNorthは突如として現れたものではなく、その研究は、遠く20世紀の中ごろ、
ちょうどこれまでの古典的コンピュータの研究と同じころにすでに始まっていました。
その後、色々な理由があって、脳型の情報処理システムは大きな流れとはならなかったのですが、
皮肉にもこの10年ほどでマシンの処理速度が飛躍的に向上したことにより、次第に日の目を見ることになりました。
その、ひとつの大きな成果がTrueNorthというわけです。
私がこの流れをキャッチしたのは25年ほど前のことですが、それ以来この発想にもとづき、
教育現場での実践を通じて、ひとつのシステムとしてまとめ上げる直前のところまで到達することができました。
“脳型”の英語学習では、複雑な文法知識を必要としませんので、学習の負荷が著しく低減され、
より多くの学習者が、より効果的に、快適に英語を学ぶことができるようになります。
今後、教材の発表や講演などを通じて、これまでの成果を普及し、また改良を加えて、
より多くの人達をempowerしていきたいと思います。