ソウルフルに [シャリース(Charice)]
2014年7月30日
私の好きなシンガーの一人に、Chariceがいます。
彼女は、フィリピン人で、4歳のころから歌を独学で練習しはじめ、
後には家族の生活をささえるために総計100もの音楽コンクールに出場しましたが、
最終的にフィリピン国内で「プロへの登竜門」といわれるコンクールで3位に終わり、夢が断たれました。
しかし、じつは審査員の歌唱力の判定では、彼女は1位だったのです。
では、なぜ彼女は3位に終わったのでしょうか。
それは、エンターテインメント業界の関係者が、彼女の容姿がエンターテイナーとしては十分ではない
と判断したからでした。
しかし、とても10代の前半とは思えない、その超絶した歌唱力に感銘を受けたファンが
彼女の歌う様をインターネット上で紹介したところ、たちまち爆発的な人気を得、
なんと、アメリカで絶大な人気を誇るオプラ・ウィンフリーという女性司会者が彼女を自分のショーに招待したのです。
そこから彼女はメジャーな歌手として認知されていき、いくつかのヒットを飛ばしました。
そんな彼女のライブの中でも、私が好きなのはオプラ・ウィンフリーのショーでA Note to Godを歌ったシーンです。
この曲は、曲そのものも良いのですが、彼女のパワフルな歌い方、
そして、何よりも、歌い終わったあとに見せる清々しい表情が素晴らしく、
この動画を見るたびに、ソウルフルに全力を出し切り、こんな表情をしてみたいと思うことがよくあります。
―――もちろん、私の場合は英語教育においてですが・・・
現在、彼女は22歳になりましたが、正直なところ、以前ほどの魅力は無くなったように感じます。
まあしかし、万物はつねに変化していくわけで、これも仕方のない事でしょう。
※ちなみに、はじめて彼女がオプラのショーに出たとき、彼女はたった14歳でしたが、
すでに英語はペラペラで、日本人とフィリピン人の英語力の違いに唖然としたものです。
このときの動画もネット上にありますので、一度ご覧になって下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=ju_A-T4ZjUo
First Interview (15 years old)
https://www.youtube.com/watch?v=UnpEfwqQ2uE