(57)米国飛行機事故の交信記録が教えてくれたこと

2018年5月15日

ikeda-nikkei

皆さん、こんにちは。

今回のコラムは、4月中旬に、アメリカで起きた大きな飛行機事故からのものです。
私は事故の第一報をウェブ上の日本の新聞で知り、すぐさまYoutubeで検索しました。
ニュースを英語で聞こうとしたのですが、どういう訳か想定外にも
パイロットと管制官の交信記録に行き当たってしまったのです。

この交信記録を聞いて興味深かったのは、交信内容よりも
英語学習のことで、「何を言っているか知りたい」というモチベーションが
猛烈な集中を引き起こすということに気づかされたのです。

つまり、「コミュニケーションこそが言葉の原点だ」ということなのです。

今回はせっかくですので、文法・語法的な解説を若干入れながら、
その交信記録の抜粋をご紹介させていただきました。

是非ご一読ください!

なお、今回のコラムは、非常に多くの方からご意見をいただきました。
その中で、ひとつ、パイロットや航空関係者の方々からご指摘があった間違い箇所がございましたので、
この場を借りてお詫び申し上げます。

≪間違い箇所≫
SW 1380, runway 27 left, cleared to land.
SW 1380, right turn when you’re able. You want to stop, wherever you need to is fine.
(サウスウエスト1380便。滑走路27が<進入方向>左手にある。着陸可能)
(サウスウエスト1380便。準備が出来次第、右へ旋回されたし。 停止位置はどこでも問題ない)

こちらの「滑走路27が<進入方向>左手にある」という訳ですが、
これは“runway 27L (left)”という滑走路の名称であって、左手にあるということではありませんでした。

ご指摘によりますと、
滑走路には、個々に名称があって、滑走路の方位角度の上2桁で呼ばれるようです。
そして、複数の同方位の滑走路が並行して走っている場合、数字2桁の後にL(left)やR(right)を付けて識別するとのことでした。

今回の場合も、滑走路2本が並行して走っていたため、
runway 27L(two seven left)を管制官が指定したというわけでした。

改めて、この度は多くの方よりご連絡いただき有難うございます。
こうして専門家の方のご指摘を受けるのは、大変有難いことです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

米国飛行機事故の交信記録が教えてくれたこと
教科書をはるかに越えた世界

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